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因数分解ってなんの役に立つのか

なんとなく久しぶりにこの言葉を聞いた気がする。更に大人になってつかった試しがないとも。つか、それ以前に久しぶりにブログを書く気もするw

世の中には、別に知らなくてもなんとかなることは沢山あるのだけど、反面知っていると結構その恩恵に与ることができて楽ができることもある。話は極端になるけど、大きな数のかけ算なんかは筆算を知っていれば早い遅いは兎も角容易に計算が可能だが、知らなければ掛ける数を掛けられる数分だけ足すという作業を行うはめになる。

何が言いたいのかといえば、世の中、待っていて役にたつ局面が訪れる知識ばかりではないということだ。使おうとしなければ役に立ってくれない場合も多々ある。

このセリフは恐らく多項式の因数分解に対して用いられているのだと思うのだけど、たぶん、この多項式の因数分解が学校教育では2次方程式の解なんかを求める手法として紹介されていることも影響しているかと思う。因数分解やその逆の展開なんかは、単なる式変形であって、解が求まるということはその式変形がもたらす一つの恩恵にすぎない。その意味で考えると、式変形のカードを人より多く持つということは、何か計算するときにそれだけ工夫が可能な道具を多く持つということに繋がるわけで、ちょっと知識を使うことで楽ができることもある。64 + 16 + 1が9の二乗になるとか、16 × 18が17の二乗から1ひいたものに等しいだとか。簡単に置き換えができると検算にも役立つ。

なんというか、このセリフが出る人ってのは、ある意味どん欲さが足りないのではないかと思う。まあ、大人になって計算なんて無縁な生活の人もいるので一概には言えないけど、なんとかなっているからいいや的な考え方の人なんじゃないかと思う。まあ、楽というのもはしてみないとそのありがたさはわからないものなのだけど、積極的に楽は取りにいかないと、その現状の苦かもしれない状況がそんなものかと受け入れられてしまう。携帯なんかの取説でも基本的なとこだけ読んでそこそこ使えているからいいやになって、本来もっと便利な使い方があるのに、それを知らずに余計な苦労をしてしまったりしているかもしれない。

まあ、人間もっと好奇心もって生きてもいいんじゃないかと思うわけです。食事の支度を早く終わらせる工夫とか洗濯を早く終わらせる工夫なんかもそうで、やっぱ持っている知識をフル活用して生きていかないと。やっちゃいけないはありますけど、この道具はここに使うもんだという固定観念はやめた方がいい。そういう生き方をすればこういうセリフって出てこなくなるんじゃないのかなと。
タグ:因数分解
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